嫌いな人なんていないんじゃないだろうか?
そう思う料理の代表、ハンバーグ。誕生日など特別な日にハンバーグが出てきていた家庭も多いはず。子どもの頃、たまの外食で選ぶお子様ランチには、いつもハンバーグとエビフライがいた。ご飯は丸い形に整えられていて、国旗がピシっと立っている。たくさんのおいしいが詰まったプレートにいつも目がキラキラさせられていた。
大人になると、オシャレなカフェに行くことが多くなった。オシャレな店内。オシャレなお皿。オシャレに盛り付けられた少しのパスタ。おいしいかどうかというよりも、お店の雰囲気と友人との会話でお腹を満たす感じ。あとで「あの店オシャレだったな。」と思うことはあっても、どんな味だったかはまるで覚えていない。
子どもの頃のように「おいしいものをただおいしく黙々と食べたい。」
そんな気持ちになったとき、このお店に出会いました。出雲市大津朝倉町にある『洋食Kirra(キラ)』
ベンチの上のかわいい看板が目を惹きます。
店内はとっても落ち着いた雰囲気。カウンター席の上の棚には、たくさんのお酒が並んでいます。
座り心地の良さそうなテーブル席で、今日はKirra(キラ)のハンバーグメニューを頂くことにしました。
Bセット 1,800円(税込)
ハンバーグ、真鯛クリームコロッケ、海老フライ、サラダ、スープ、ライス
洋食キラでは、ランチもディナーも共通のセットメニューが人気です。6種類のセットメニューの中で、このBセットが1番人気。まさにお子様ランチのあの役者たちが豪華になって登場しています。
まずはハンバーグから。
使用されているお肉は国産牛100%。とても新鮮で、生でも食べられるくらいだそう。ナイフを入れたハンバーグからは肉汁が溢れてきます。口の中に入れて最初に感じたのはデミグラスソースの美味しさ。今まで食べたどのデミグラスソースとも味が違う。ちょっと大人な気持ちにさせられる濃厚なソース。デミグラスソースは、7~10日間かけて作られているそう。
サクサクな衣をまとったぷりぷりの海老。タルタルソースで頂いても、添えられているレモンで頂いても大満足の美味しさです。
そしてクリームコロッケ。このBセットが1番人気である立役者でもあります。クリームコロッケってなかなか手間がかかって家で作れないので、外食でクリームコロッケを選ぶ女子は多いみたいです。わたしももちろん、その一人です。キラのクリームコロッケは真鯛のクリームコロッケ。カニはよくありますが、鯛のクリームコロッケは珍しいですよね。タルタルソースと一緒に頂きました。鯛の味ってするのかな?と思いながら食べたのですが、やっぱりちゃんと鯛の風味がするのです。衣が薄く、ベシャメルソースをたっぷり味わえます。ライスは仁多米。お米なんてどこでも同じ!なんて思っている人はいませんか?全くちがいますよね。島根県の仁多米は“東の魚沼コシヒカリ、西の仁多米”といわれるくらい、日本を代表するお米です。キラではピカピカに炊き上がったライスがお皿にのってやってきます。女性にはちょうどいいボリューム。男性には少し少なく感じるかもしれません。でもご安心ください。ライスはお代わりができます♪キラの一番のこだわりは“既製品を一切使用しない”ということ。このデミグラスソースをはじめ、すべての料理、それに添えられるソースやドレッシングは全て手作りです。わたしのオススメはサラダのドレッシング。このドレッシングにはコアなファンもたくさん。マヨネーズやアンチョビなどでつくられているそうです。販売してほしいという声も多くあるそうですが、保存料などを使用していないため難しいそうです。ぜひみなさんお店まで足を運んで、その美味しさを味わってみてください。
Aセット 1,800円(税込)
ハンバーグ、チキンマカロニグラタン、サラダ、スープ、パン
寒い冬にはグラタン。キラのグラタンはたくさんの具の上にたっぷりのチーズ。大満足の一品です。そのうえハンバーグまで頂けるので、このAセットもいまの季節にとっても人気です。
パンは出雲市のパン屋さん『ルバーブ』で、キラオリジナルのパンを作ってもらっているそうです。大人の味わいのデミグラスソースとも良くあいますし、そのままバターで頂くのもおススメです。このパンができあがるまでの道のりは長かったそう。
ひとつひとつの材料やメニューに少しも妥協せずに追及されているのが伝わってきます。
日替わりワンプレートランチ 1,000円(税込)※平日のみ 14時まで
日替わりメニュー、サラダ、スープ、パンorライス
(この日はチーズハンバーグ)
ランチタイム限定で、日替わりワンプレートランチがあります。リーズナブルな価格で本格洋食が頂ける、ランチタイムでは人気のメニューです。曜日ごとにメニューが決まっているわけではないので、固定曜日しか来ることができない方でも、毎回違う料理を味わうことができます。
ポークカツレツや牛ミンチカツ、ハンバーグ&エビフライなど、メニュー多彩なので「今日は何かな?」とワクワクしてしまいますね。
もうひとつ、ご紹介したいのはこのコーヒー。
出雲市塩冶神前にあるTHE COFFEE BLANKS(ブランクス)のコーヒーがキラで頂くことができます。世界中のコーヒー豆の中でも厳選された「スペシャルティーコーヒー」が、キラでも味わうことができます。ボリュームたっぷりの洋食を頂いたあとに、おいしいコーヒーでホッと一息。とっても贅沢な時間が過ごせます。
こどもの頃大好きだったお子さまランチ。そのキラキラした感動は子どもの頃にしか感じられないのかもしれません。そんな私たちに、洋食キラのハンバーグは大人になった贅沢感と満足感を十分に感じさせてくれます。甘いとか辛いとか、おいしさの感じ方はひとりひとり違うけれど、新鮮な味の感じ方は共通しているのではないでしょうか。
ハンバーグは魔法のような料理です。何気ない一日を特別な一日に変えてくれます。特別な日に食べるハンバーグは忘れられない思い出になります。家庭で食べるハンバーグもおいしいけれど、どこかひとつ、自分のお気に入りのハンバーグを見つけておくのもいいかもしれません。もしまだ見つかっていないのであれば、ぜひ洋食キラでハンバーグを食べてみてください。きっと楽しくおいしい時間を過ごすことができると思います。ガール 「今日はありがとうございました。とってもおいしいハンバーグ。2個でも3個でも食べられちゃいそうです。」
店主さん「たくさん食べてくれる方は僕たちも嬉しいです。少食女子よりもたくさん食べる女子のほうが魅力的です。」
ガール 「本当ですか?じゃあ次はライスもお代わりします!(笑)ハンバーグもとってもおいしかったけど、他にもたくさんメニューがあって……とっても気になっています。特にタンシチュー。今度お給料が出たら食べに来ます♡」
店主さん「ぜひ食べにまたいらしてください。タンシチューは予約制なので、お電話おまちしています。」
ガール 「ありがとうございます♪」
店 主:岡垣 智樹(オカガキ トモキ)島根県出雲市出身
サーフィンが趣味の店主、岡垣さん。店名のKirra(キラ)は以前住んでいたオーストラリアの有名サーフポイント「キラビーチ」から名付けたそう。店内にはサーフボードが飾ってあります。厨房を切り盛りするのは、岡垣さんのお兄さん。20年以上洋食の本場大阪で腕を振るってこられました。2017年6月に『洋食キラ』オープン。息の合ったご兄弟のお店は心が和みます。
洋食Kirra(キラ)
住所 | 〒693-0015 島根県出雲市大津朝倉3-7-1 朝倉テナントビル1階 |
TEL | 0853-21-2770 |
営業時間 | ランチタイム11:00~14:30 (ラストオーダー14:00) ディナータイム18:00~22:00 (ラストオーダー21:00) ※月曜日はランチタイム・ランチメニューのみの営業11:00〜15:00(L.O14:00) |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり |
ご予約の際にはローカルガールズを見たと伝えていただけるとスムーズです。
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